詳説・感情を鵜呑みにしない思考-23:実践の流れその12・思考テーマを分解する
「ハイブリッド思考法」では
「感情を導ける思考」の
具体的な手順を説明していきましょう^^。
心理療法で
「ナニナニ思考法」というのを定義するのと同じように、
かなり具体的に考えていきたいと思います。
これは特に、
動揺場面で
「頭が回らなく」なるタイプの方のために、
手取り足取りモードで
何をどう考えていけばいいかを説明するものになるでしょうし、また、
「私のこの感情をお前がどうにかしろ」(^^;)あるいは
「自分が考えることなんて」といった、
自分での思考放棄が見られる方のためにも、
修正のポイントが
どこにあるかを見つけるのに役立つものになると思います。
(参考:
『流れその10・入り口までの流れのまとめ(前)』)
名づけて、
「ハイブリッド思考法」。
そのまんまのネーミングあはは^^ゞ思考テーマを分解するまず、
「何について」思考しましょうという話なのか、
テーマを
分解するのが良いかと。
結論から言えば、
ハイブリッド心理学は
心の成長と人生の豊かさのための
心理学です。
そのためには、何を
思考テーマとするかという話です。
それが、
「命の大切さについて考えましょー」「思いやりの大切さについて考えましょー」とは
ならないのが、
「ハイブリッド思考法」であるゆえんであるわけだす。えっへん。
(←言葉のリズムの遊び。ハハ・・^^;)なぜなら、
ハイブリッド心理学は
「道徳」ではなく、
「科学」であろうとしているからです。
心の科学であり、
人生の科学ですね^^。
こう思考するとこうなる。そうした
心と人生のメカニズムを、ただ
ありのままに、
正確に、
その真実を探求する。そうした姿勢でやっております。えっへん。
(←不要^^;)そうして正確に伝える
心と人生の仕組みを知って頂き、その上でそれを
どう役立てるかは、もうそれぞれの人の
自由です。
そうしたスタンス^^。
医学の姿勢そのままです^^。
「行動課題」と「動揺課題」で、
ハイブリッド心理学では、
「行動課題」と
「動揺課題」について考えます、と言えます。
心と人生に関わるものごとを、「行動課題」もしくは「動揺課題」として考える、ということです。これは
『実践ガイド』で、
Ⅱ-4.2 実践の基本的な検討手順チャートに示した
検討手順の、
「ステップ1」に該当します。
何が「問題・課題・望み」かと捉えることからです。
「行動課題」まず、
「行動課題」であるとは、
何々に対して、どう行動するのがいいか。
を考えるということです。
ここで
「行動」と言っているものにも、
ごく実際場面のことから、
大きく抽象的なことまで、大きく
3つのレベルのものがあります
(また「3つ」^^)。
誰や何に対してどう行動するかという、場面ごとの
ごく細かい具体的行動の仕方。
仕事はどう進めるのがいいか、
人とのつき合い方をどうするかという、
大きなテーマでの行動法もしくは方向性。
さらに、
人生をどう生きるかという、最も大きなくくりでの
生き方の方向性。
ハイブリッド心理学では、
最初のものから
2つ目のものにかけての考え方を、
「行動学」と呼んでいます。
2つ目から
3つ目のものにかけての考え方は、
「価値観」と呼ぶものになってきます。
「感情と行動の分離」の始まり「行動課題」は、さらに
具体的には、次のように
思考テーマを
分解できます。
何々に対して ・・・自分の外部のことがら
-----↓-----
どう行動するのがいいか。
-----↑-----
自分はどう感じているか ・・・自分の内面感情
まず
「何々に対して」という、
自分の外側の世界のことがらがあります。
一方で、それについて
自分は内面でどう感じているかという、
自分の内面感情の話があります。
この
2つを
つき合わせガッチャンコして、
「今できる最善の行動」を導き出すのです。
ここですでに
「感情と行動の分離」が始まっているのが分かりますね^^。
自分の外のことがらと、
内の感情を、
分けて考えるということです。
これによって、
・ありのままの現実を感情でねじ曲げずに考える
・本心を偽らずに考えるという、
『流れその8・3つのハードルのためのツール』でおさらいした
思考の3つの関門のうちの2つへの、
基本的な足場ができるわけです。
「自分の外部のことがら」に、
もし「決まり」があるのであれば、
その通りにしなければならないかも知れません。
しかし、
「自分の内面感情」が
それに激しく抵抗するのであれば、「決まり」通りの行動を
スンナリと行うことは難しくなります。
どうするか。
そこに、
「自分」というとらわれの枠を突き破って、
「魂」そして
「命」が出す
答えを導くという、
「唯一無二の自己のための問い」が始まるのです。これを追々。
「動揺課題」一方、
「動揺課題」とは、要は
悪感情を感じた時に
どう考えればいいかという話です。
これも上の
「行動課題」と同じように、
思考テーマを
分解できます。下のようになります。
何々に対して ・・・自分の外部のことがら
-----↑-----
自分はどう感じているか ・・・自分の内面感情
つまりこれは、何かの
行動が問われているわけではない場面での
思考テーマということであり、
真中を抜いただけのものであり、
同じものです。
まずはここまででアップしておきましょう^^。
自分で考えることをやめてしまうタイプの方も、
頭が回らなくなってしまうタイプの方も、まずは
「何について考えるか」から考え、
まずはここで書いた図式でのことがらについて考えるのだ、と理解頂ければと思います^^。
そこから、
「ていねいで正確な論理性」というのがどのようなものかが、出てきます。
引越し期間でなければ、執筆一服でバイクで野山を走りたい時間だなぁと・・・^^;
バイク実家に置いてきちゃったしー。
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