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このブログは、
心の健康人生の輝きを最大限に伸ばすための新しい心理学
「ハイブリッド人生心理学」を分かりやすい言葉で語るブログです。

ハイブリッド心理学があなたを変えるのではありません。
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「怒り」を捨てる-3
では、「怒りを捨てる」ための具体的な実践を説明しましょう。


「怒りを正す」のではなく・・

ここでもまず全体の中での、この話の位置づけを確認しておきます。

「怒りを捨てる」とは、怒りの感情を「正し」、消し去ろうとする実践ではありません
怒りを生み出すような生き方思考を、怒りを全く生み出さないような生き方思考へと転換するという「選択」を、自分自身に問いかける実践です。


この違いが決定的に大切です。
なぜなら、「怒りの感情」そのものを良くないものと見なし、「怒りの感情」そのものを治そうとするのは、まさに「怒り」によって押し進められることだからです。
これは結局、同じことです。怒りを怒りで追い払っても、そこにはまた怒りがあるだけなのです。

怒りの感情を問題視するのではなく、それを生み出す思考法を、問うのです。
その時、怒りは初めて、その根元からぐらつくことを始めます。


ですから、「怒りを捨てる」という話となると、まず世にありがちな、「なんでも感謝」「なんでも許し」(^^;)という、他の「気持ち」絞り出して塗り隠そうとするのとは、滅相もなく違う(^^;)のがハイブリッド心理学の進み方です。

絞り出すというのは、やはりその原動力が怒りになってしまうんですね。


論理療法からの思考法

怒りの克服が心の健康に極めて大切であることを私が学んだのは、『「怒り」を捨てる-1』で紹介したように、大学院時代に学んだ『論理療法』からであったと記憶しています。

そこで論理療法が言っていたこととは、もちろん何でも許して感謝しましょーではなく(^^;)、「怒りの有益性を見分けなさい」ということでした。


怒りの感情そのものを問題視するのではありません。
とにかく、怒ることが役に立つ場面と、怒ることが役に立たない場面を、見分けなさい、ということです。

そして「怒ることが役に立つ場面」として、次の2つの条件があると言っていました。
(1)相手が悪意によって攻撃してきた時、そしてかつ、
(2)それに対する現実的解決に怒ることが役に立つ


これは怒りの根本克服のためにはまだ弱い基準ではありますが、私の場合、それまでの「正しければ怒るべきだ!」的な怒りへの積極的な駆り立てを捨てるには十分役に立つものでした。

実際、私たちが怒りに駆られてしまう場面というのは、通常、相手が「悪意」によってというより、「不注意や無神経」によってという方がまず当てはまるものではあるでしょう。
そうした場面というのは、怒ることがすぐ役立つとは大抵言えないものです。


その基準が当てはまる場面とは、暴漢に襲われたとか、山でクマにはちあったとかの場合です。
その場合は、怒りを奮い起こして、まずは威嚇するのが多少は役に立つでしょう。まあクマに「悪意」はないとしても^^;


心を病む度合いが深刻になると、他人が自分に悪意を向けているという幻想(妄想)が起き始めるという問題があります。
これはかなり厄介な問題であり、とにかく「怒りは行動化しない」「破壊の非行動化」という鉄則をまず持ってもらうようにしています。
そこでまず破壊行動を現実に行ってしまい、生活基盤まで損なうことを何とかとどまらせながら、「感情と思考の分離」の実践を勧める先に、どこかで病んだ心の自然崩壊が起きます。それによって悪意を受けるという空想の強度が減少してきます。

比較的健康な心であってさえ、時に他人が自己中心的に横暴な態度を向けてきたと感じ取ることがよくあります。
実際は、相手は相手の事情で何か焦って行動しているような場合が大抵です。


基本的な思考法として、まずこうした「怒りの有益性の見極め」は、第一歩の実践としては良いでしょう。

ただしこれは、怒りを減らす役割はしても、怒りをなくす役割まではありません。
心が成長しておらず弱いほど、怒りという最後の手段しかない状態が続くからです。


「怒りを用いない行動法」を学ぶことで、怒りが根底から不要になります。
事実、そこに、怒りによる行動を遥かに凌駕する、最強の行動法があります。

たとえ相手が悪意の持ち主であったとしてさえ、こちらの意のままに相手を動かすような行動法です。
それが同時に、人間とは変わるものなのだ、「悪意」さえも固定されたものではないのだという、人への全く未知の視線を私たちに持たせることになるでしょう。

それが、全ての人間を愛することのできる、おおらかで強い心への道の、入り口になるでしょう。
それを次に説明します。

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