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島野が神になるのをやめた時-10・「神」の機能
前記事でタイトルにつけた『(前)』は外しておきます。前中後の3つで納まらなさそうなので^^;
ちょっと記事が増えそうですが、このテーマについての最新考察ということで、ちょっと詳しく書いておきます^^。


神と科学

私たちは人生において、まず「神」という本能的な観念と、科学からの学びを、つながりのない別の話として意識し始めるのではないかと思います。

人によってその順番思考を占める比率にはバラエティがあるとしても、順番としては大抵、「神さま」の方が、科学の知識よりも先に人生で登場するのではないかと。

私もそうだったのではないかと。記憶に残る、人生で最初に聞かされた知恵とは「腹を出しているとかみなりさまにおへそを取られる」とかの類だったので・・^^;

科学なんてまだ良く学んでない段階で、まず「神」について観念を抱くわけです。


で、あとから「科学」を学び、そこからは「神」がどうなるのか?という疑問が出てくる。

「科学」「神」を否定するのか?
「神」を考えた中で抱いたものの、どれだけの部分が、「科学」によって置き換えられるのかという、私たちの知識の領土合戦が、「科学」「神」の間で起きるわけです。


「神」の機能

私たち人間が科学を学ぶ以前に、「神」の観念が役割を果たす、「生き方」への機能とでも言えるものがあると感じます。


それは「神」を、その本能的な観念としては次のように感じるものであることから、生まれてくる「生き方」への機能です。
「神」とは、まず「自分が絶対的にその支配下にある最高の権威者」であると。

ここでは「神」は、人間のような「人格」のある存在として浮かべられるものです。それが人間の幼い心で抱く、本能的な「神」の観念です。
太陽など全てのものを、人格があるもののようにイメージする、幼い心でです。


そこから生まれる「神」の「生き方」への機能とは、次の4つの言葉に言い表されると、私は感じます。
「規律」
「監視」
「賞罰」

そして「委ね」です。

最初の3つと、最後の一つが、少し毛色の違うものになります。

最初の3つとは、私たち人間の生き方「規律」があり、それが神に「監視」され「賞罰」を与えられる、という観念です。
神の下に、私たちには人間としてあるべき姿と生き方があるという話に、なるわけです。それが神により監視され、最も決定的な賞罰は、「審判」として下される、という話になります。

最後の一つ「委ね」は、私たち人間が、答えが出せないことについて、最後に救いを求める情緒になります。神よ・・と。


これはどれに当たるでしょうか。「神頼み」
これは「規律-監視-賞罰」の方です。こうすれば神が見ていて良くして下さる。そうしてお賽銭箱に100円玉を投げて手を合わせるわけです。
それでいいことがないと、神に怒ったりします。アハハ。

それとは違う「委ね」は、大きな感情です。全ての思考をやめ、ただ神に委ねるのです。悪あがきを捨ててです。
これは「愛」の感情を含みます。そしてこの情緒によって、人間は「怖れ」を克服する面を持つのです。
映画『タイタニック』でも、そうして全てを神に委ねることで怖れを捨て冷たい海身を捧げた人々の姿が、描かれていました。うーん、思い出してもジーンとくる^^;


人が神を否定することによって失うもの可能性として、2つの面があるといことになります。

一つの面は、自分がその絶対的な支配下にあると感じる、「規律-監視-賞罰」です。
一方これを失う代わりに、「自由」の獲得というメリットがもたらされ得ます。

もう一つの面は、「委ね」の情緒を失うという面です。そしてこれにより人は、「怖れの克服」の一つを、失うのです。

人間は神を否定することで、自由を得る代わりに、「怖れの克服」を得ることのない茨の道を歩み出す・・。
そんな言葉が浮んできますね。


実はこれが、「神になるのをやめるひらめき」答えをすでに暗示するものになります。


人が「神」から得るもの・・

人が人生で、「神」の観念によって上述の2面良い面をどのように得るのかは、おおざっぱに言ってかなり「不定」な話になるように感じます。

一言でいえば、「規律-監視-賞罰」側面については、親や回りの人間が、子供に、実際にそれが子供の幸せにつながる形で伝えることができた時、子供はその良い面を心に取り入れるのでしょうし、それができない時、子供はその圧迫的側面から逃れられないまま、絶対的な権威への不信や怒りを抱くという形に、なるのかも知れません。


人が「委ね」情緒をどのように身につけるのかは、さらに流れが見えない面もあります。
ただ私にはそれが、人それぞれが「心を病む」という問題を抱えた中で抱く自己感情そのものの一面であるように感じられます。

つまりそれは、救いを求める情緒において、「愛への願い」と、それがすさんだ「自己放棄への衝動」という2つの色合いの、人によりその比率の違う複合感情になるというものです。
者の比率が大きいほど、心を病む状況としては深刻なものとして。


人それぞれが抱く「神」観念は、こうした「生き方」における機能との結びつきの中で抱かれることになる。そのような流れになるのでしょう。


ここに、「科学の目」がどう加わるか、という話になってきます。

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