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島野が神になるのをやめた時-6・怖れの克服(前)
このテーマかなり重要になりますので、ちょっとじっくりめに説明しましょう^^。


3.怖れの克服

37歳当時、私が関心を持ったことの一つが、「怖れの克服」です。

根本的なものとしてです。
つまり、私は「怖れ」という感情そのものの存在に、疑問、さらに言えば不信のようなものを感じたのです。

なぜなら、それは全く役に立たないからです。


「怖れ」「恐怖」の感情は本来、危険を察知した時に、逃げる行動をせよという脳の信号として生まれました。

それは「怒り」という感情の発生と、少し似た面があると思います。どちらも、外界の敵や危険を前にして、全身の血流を減らし内臓の代謝機能を低下させます。怪我を前提として生き延びようとするかのように。


しかし「怒り」脳に血を集めることでパワーを生み出すのに比べて、「恐怖」はただ血の流れを止めるという形になるようで、度が過ぎる「腰が抜ける」「ヘビににらまれたカエル」という言葉のように、逃げる行動さえもできなくなってしまいます。

これはまあ、動物個体意識において、「怒り」「自分は強い」という勇気の感覚を生み出すメリット面がある一方、「怖れ」「自分は弱い」という感情として作用するということで、そうなるのでしょう。

もちろん人間の場合、「怒り」によって「自分は強い」と感じようとすることで、長い目真の強さに向かわず逆に心身を消耗していくという、があるという話になります。


ですから、「怒り」心身に有毒な感情だと言っていますが、「怖れ」も同じように、場合によってはそれにも増して有害な感情だと、ハイブリッド心理学では認識しています。


いずれにせよ、「怖れ」の感情は、そうした生物学的な発生の由来がある一方で、うまく機能してない面がある。
臆病なタヌキ肉食獣に出会うと恐怖のあまり失神してしまうと聞いたことがあります。それでまあ意識だけは逃げれるかもしれませんが、そのまままんまと肉食獣の餌食になってしまうわけです。

生物学的に意味のある、根の深い感情でありながら、ぜんぜん機能していない面があるわけです。


対人行動への最大の妨げ

なぜ私が「怖れ」を克服したいと考えたかと言うと、対人行動への最大の妨げだと感じたからです。


人に向かってのびのびと行動したい。それができないのは、「怖れ」が邪魔をしてです。

そしてもう私にははっきり分かってきたわけです。自分が何よりも怖れているのは、「怖れ」によって人に向かって行動できなくなった自分が、人の目にさらされることだということを。
それを怖れ、行動できなくなるのです。

怖れによって行動できなくなることを、何よりも怖れたのです。だから最初からその行動など考える必要もないところに自分を置こうとする。
何も望まなければいいのです。

もちろんこれでは根本克服にはなりません。


怖れの根本克服を求めて

怖れによって行動できなくなることを怖れる
これはぐるぐる状態になるので、答え良く見えないものになります。

人によっては、「怖いなんて思わなければいい」と考え、「自己暗示」によって「怖くない気持ち」になってみて行動を試みます。
私も良くやりました、ふと意識「怖れ」からそれて、それが見えなくなった時に、「今だ!」という感じ^^;

まあそれで行動できた場面ごく少数はあったと記憶していますが、それでいくら場数を重ねても、積み重ならないという事態がやがて判明してきます。前進できた気になれても、ふと意識「怖れ」また向くと、どっひゃーと元通りなわけです。苦労と工夫と努力を重ね、100歩前進したつもりが、1歩で元通りのような^^;

これが、「自己暗示」や、あまりに単純な「自分への言い聞かせ」方法の不毛さと言えます。


30代後半ともなると、さすがにもう自己暗示では根本的な問題解決にならないことが、実感として分かってくるわけです。


では何が根本解決への答えなのか。

それは、見えないままでした。
根本解決への答え見えないまま、それでも私はその頃再び、自分の心への取り組みに、本腰を入れたのです。当時買ったバーンズの『いやな気分よさようなら』などを良い力添えにしてです。

もちろんその本を手にしても、根本解決への答え良く見えません
それでも、単なる自己暗示を超えて、思考を変えることで気分を根本的に変えることができる部分が、多少なりともあることが見えてきます。

そんな面もあって、その頃の私に、「怖れの根本克服」というものへの関心が生まれ始めていたような気がします。


そこからたどった道筋を次に^^。

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