心の地図では
話を先に進めましょう。
先の記事で説明したような
「ていねいな論理的思考」によって、私たちの
心の視野全体を、どのように持つのかの話です。
心の
内面と
外面に対して。
それは
心の地図と言えるものです。
これは
論理的思考によってそれぞれの方が
じっくり考えれれば出てくる・・という話でもなく、
人間の歴史を通して、
外面から
内面にわたってさまざまな
情報が、
心の視野として与えられます。
ハイブリッド心理学もその一つとして。
それを
参考に
心と人生を探求することで、それが
さらに発展していく。そうして
人類の歴史があるわけです。
「感情と行動の分離」の心の視野ハイブリッド心理学では、そうした
心の視野として、まず
3つを持つと言えます。
一つは
ごく心の外部出来事についての
視野です。これは
自然現象への視野と言えるでしょう。私たちの
身体についての
視野も、これに含まれるものとして。
もう一つは、私たちの
外面行動についての
視野です。この
社会を生きる上で、その
良し悪しをある程度
客観的に判断することができます。これが
行動の原理原則への視野と言えるでしょう。
この2つが、
心の外面への視野になります。
最後の一つが、
内面感情への視野です。
これが
心の内面への視野になります。
心と人生の航海へこの
3つの視野は、
つながるものです。
私たちは、
今回の震災がまざまざと示したように、否応ない
大自然の制約の中で結局は生き、その中で
社会行動を営み、
感情によって生きる存在です。その
3面を知ることが、
この世界を生きるための、
基本的な足場です。
その
3面とは、いわば、
自然現象への視野は、
空路であり、
行動の原理原則への視野は、
陸路であり、
内面感情への視野は、
水路である。
そんな、
「この世界」を生きるための、
地図です。
空路が変わると、ちょっと
話のレベルが違う形で、
生活が違ってきます。
まずは
陸路が
歩みの基本と言えるでしょう。
でも
目指すものは
水路の先にあります。
豊かに輝く心の水が湧き出る、
泉へと探求するのです。
その先に、
「魂」と
「命」という、
特別な水が湧き出る、
豊かに輝く泉があるわけです。
この
3つの視野について、それぞれポイントを説明していきましょう。