「愛」とならんで
人間の心の2大テーマとも言える、
『自尊心』についても
カテゴリーを設けて書いていこうと思います。
「どうしたら自分に自信を持てるか」といった話題、
「プライド」の話などもそこで書きますので^^。
より
なじみの深い言葉ということで、
『自信について』というカテゴリー名にしておきましょう。
「愛」と「自尊心」が綾を成すのが、人間の心とも言えますね。
自分に自信が持てるとは、
自分が人に愛されると思えるということでもあるでしょうし、
自分に自信を持っていることが、
人に愛されるための条件か・・といった問いもあるでしょう。
一方、
人に勝つ優越感に
プライドを求めると、それは
愛を壊すタイプの「自信」なので、その紐をたぐると
自分は本当は嫌われるという、
全く自信を失った心が見えてきたりします。
まあこの辺の綾を、
『愛』と
『自尊心』のカテゴリーで、
存分にとき解いていきますので^^。
さて
『自尊心』の最初の話題として、
「失敗から学ぶ」という話。
これが
とても大切です。まずはその言葉を
「好きな言葉」の上位ランクにぜひ位置づけて頂ければ^^。
先日も、
ネットの相談投稿で
「自信のある人とない人の違いは?」といったものがあり、私はそれに、
自信を持つ人とは、「成長」を知る人です、特に「失敗から学ぶ」ことを知る人です、とコメントを入れておきました。
では「失敗から学ぶ」ことは、どうすればできるか。これはまず逆に、
失敗から学べないとはどんな人かと考えると、分かりやすくなtるでしょう。
失敗から学ぶことができない人とは、
よくできた結果だけを真似ようとしている人です。
うまくできている人を眺めて、
これがあれば、これができればあんな人たちのように、全てがうまく行くんじゃないか、といった思考をする人です。
これが特に、
対人行動、
社会行動と言えるものについて、言えるでしょう。
仕事や
人間関係、そして
恋愛がうまくいっている人を見て、
どうしたら自分もあのようになれるのか、と考える。
こんな場面ではこんなことをできれば、と考える。
そして
その通りにやろうとする。なんとか
自分の心をなだめすかしてです。
うまく行かない。どっと落ち込む。よくあるパターン(^^;)です。
そこで
「失敗から学ぶ」とは、先にも書いた
「一歩一歩の向上思考」(
『人生を豊かにする思考法行動法と価値観』に収録 )を
じっくりやるということでもありますが、それ以上に重要になってくるのは、
一歩一歩の向上に向かうための、現実の自分の原点をしっかりと見据えるということです。
まあそこで
心を病むにつれ、
空想の世界こそがあるべきものだという感情におおおわれ、
「現実」を受け入れることができない、という問題が起きてくるかも知れません。
しかしその
絶望の先にこそ、成長と喜びがあるという
深い人間知も重要になってきます。
ベートーベンの例で良く知られているように。
いずれにせよ、そこで
何よりも大切になるのは、
自分が本当には何を望んでいるのかという、
内面に向き合うことでしょう。
こんな場面ではこんなことをできれば、と考える。しかし、自分は
本当にそうすることを、望んでいるのか。
そこには、
うまく行っている人のただの真似なんかしたくない!と涙を流している本当の自分が見えてくるかも知れません。
あるいは、
子供じみた気持ちで、人の目を誘い、人にかまってもらいたい気持ちが見えてくるかも知れません。
そうした
内面を、ありのままに見つめる一方、
外面行動においては、「建設」の行動様式の知恵とノウハウを、学び、そして試していくのです。
これが
「感情と思考の分離」の姿勢に、なるのです。
そこでの
「建設の行動様式の知恵とノウハウ」とは、まさにこれから説明する、
「怒りを用いない行動法」が、その核になるものです。
そのように、ありのままの内面を見つめ自分自身で受けとめること、外面においては建設的行動の知恵とノウハウを実践していくこと。
この「感情と思考の分離」の姿勢においては、結果として私たちが取り得る行動とは、もはや誰の真似でもない、唯一無二のものに、なるのです。
その時、
「失敗から学ぶ」とはどういうことかが、
自ずと分かってきている自分を、知るでしょう^^。